YouTubeやSNSなどでは、人によって「副業で楽に稼げる!」などの広告が流れることがあります。
そこで「実際に稼げるの?」「詐欺じゃない?」と気になっている方もいるのではないでしょうか。
実は副業関連の広告には、詐欺まがいのものも多く、登録することで経済的なダメージを受ける可能性があります。
そこでこの記事では、副業の広告によくある詐欺事例と、騙されないためのポイントを紹介します。
安全に副業を始めたい方は、ぜひ最後まで記事をご覧ください。
【パターン別】実際にあったSNSやネットを介した副業広告詐欺4つ
こちらでは実際にあったとされるSNSやネットを介した副業の広告詐欺を4つ紹介します。
- YouTube
- GoogleやYahoo!などのネット検索
それぞれ詳しく確認していきましょう。
1.Instagram
Instagram(インスタグラム)は画像がコミュニケーションツールのメインとなっているSNSです。
具体的な事例として、某副業系会社がインスタグラムで「在宅スマホ副業で20万稼げます」という広告を打ち出しました。
その内容は、インスタグラムの自動投稿システムに契約し、フォロワーがその投稿からさらに契約することで収入につながるというもの。
マニュアルを購入し実践することでSNSに多くのファンがつくとし、4ヶ月間で600人からおよそ9000万円もの売り上げを得ました。
ところが実際は、ほとんど稼げない人が続出したことで問題が浮き彫りに。
2019年2月には消費者庁がこれを受け、「虚偽の広告に気をつけ、業者との契約をしないように」と呼びかける会見を行うにいたりました。
インスタグラムでは上記の他に、
- 「#オンカジ女子」や「#副業女子」といったハッシュタグを用いて画像投稿
- 投稿に高価な時計やブランドバッグなどをアップ
- プロフィールにブログのURLをつけて誘導
- LINEに誘導して副業を紹介し金銭の要求
というような詐欺が蔓延しているので、注意が必要です。
2.Twitter
Twitter(ツイッター)は10代〜50代くらいまでの幅広い世代が使用するSNSです。
ツイッターはタイムラインに「プロモーション」と称した広告ツイートが出てくる仕様になっているのが特徴だといえます。
純粋なPR目的のツイートがほとんどですが、中にはなぜ広告として出ているのかよくわからないものも存在します。
ツイッターで詐欺が疑われている副業広告は、主に以下のような流れです。
- 「最新のお小遣い事情がやばいらしいww」などのツイートで、興味を引く画像を添付
- クリックすると別のWEBサイトにつながる
- バイナリーオプションなどの勧誘サイトへ誘導
- 始めるための投資資金を請求
他にも、女子高生や主婦を偽ったアカウントがDMで、パパ活や投資関連の副業をおすすめしてくるといった手口も存在します。
3.YouTube
世界的に大人気の動画投稿サイトであるYouTubeにも、詐欺まがいな怪しい広告は残念ながら多く存在しています。
代表例としてあげると
- 広告動画で、物販や・ポイ活・権利収入といったビジネスを紹介する
- 「楽に、安定的に大金が稼げる!」と動画内でアピール
- 動画先のサイトをクリックさせる
- LINEの友だちに登録させる
- Zoomなどでオンラインのセミナーをしてビジネスの説明
- ビジネスを始めるための初期費用を請求
といったやり口が見受けられます。
YouTubeの動画広告は非常によく作り込まれたものが多く、中にはわざわざ演者を雇って「初心者でも稼げた!」という演技をさせるなど、悪質なケースが多いです。
4.GoogleやYahoo!などのネット検索
最後に紹介するのが、インターネットの検索エンジンから表示される広告です。
例えば「副業」で検索するとします。
すると1番上に出てくる広告には、実は詐欺サイトの可能性が高いものも多く存在します。
- スマホ錬金術
- Amazon物販で月利◯◯◯万円!
- SNSアフィリエイトのマニュアルを今だけ限定公開中!
などの魅力的な宣伝文句を使用して、お金に困っている人を引きつけます。
詐欺サイトであれば、もちろん実際はほとんどが虚偽の内容です。
いざマニュアルを購入しても中身が薄く全く参考にならないという事例は多く、注意しなくてはなりません。
なぜ騙されてしまう?それぞれに共通する副業詐欺の手口3つ
こちらでは副業の広告詐欺の手口について3つ紹介します。
- 稼げる詳細を明かさない
- 共感を与えつつ不安を掻き立てる
- 深く考える隙を与えない
どんな媒体であれ共通する詐欺のポイントです。被害に遭わないためにもチェックしておきましょう。
1.稼げる詳細を明かさない
どんなジャンルの副業であれ、詐欺業者に共通しているのが、稼ぐための具体的な詳細はお金を支払うまで一切明かさないという点です。
こういった詐欺業者は「この仕事を始めたらどれだけ稼げるか」「それによってどんな未来になるか」といった、きらびやかな部分だけを紹介し続けます。
また、自分がどれだけ成功しているかにスポットを当てているものの、実際の収入の大部分は詐欺に限りなく近いビジネスによるものと考えて良いでしょう。
「月◯◯万円可能」とあるのに、具体的なビジネスの内容が明かされていないものには、注意が必要です。
2.共感を与えつつ不安を掻き立てる
詐欺業者は購入してくれるであろうターゲットの属性をハッキリと定め、人によって共感や不安をかき立てるような言動を行います。
たとえば主婦がターゲットなら、家計の不安を大きくさせてから、自立を応援するような口ぶり。
投資を始めたい男性であれば、あえて難しい言葉を並べて知的さをアピールなどです。
ターゲットに最大限共感を示しながら、このままの生活でいいの?というような不安感を増大させるような、動画や文章の構成が作り込まれています。
そういった心理的誘導にばかり重点を置いている副業勧誘は、商品やサービスの実体がほとんどない詐欺である可能性が高いので、注意してください。
3.深く考える隙を与えない
時間制限や購入者枠が少ししかないように偽装するのも、副業詐欺かもしれない目安の1つになります。
消費者にゆっくりと考える時間を与えないのは、詐欺の常習的な手口です。
動画広告で「動画が終わってしまうともうサイトに出会えません!」といってサイトに誘導→サイトでは大きく赤字で時間制限を表示するなど、考える時間を与えません。
「購入者枠があと◯枠のみ!」というのも大半がウソで、自分が購入した後も残りが同じ人数でずっと反映されているということもよくあります。
「すぐに稼げる」はウソ!副業詐欺広告に騙されない3つの考え方
最後に副業関連の詐欺広告に騙されないために必要な考え方を3つ紹介します。
- 「とりあえず登録」をやめる
- 広告主が信用できる人か調べる
- 稼げる力をつけるには努力が必須
副業広告のクオリティは年々向上しつつあるので、騙されないために注意が必要です。
1.「とりあえず登録」はやめる
「とりあえず興味があるから登録だけしておこう」ということは、なるべく辞めましょう。
登録をすると、次々に魅力的な文面が流れてきてしまい「契約しようかな……」という気持ちが強くなります。
詐欺疑惑の高い副業広告で必ずあるのが「広告からサイトやブログに誘導→LINEに誘導」と、段階的に消費者を違う媒体に誘導する手法です。
もちろんこのやり方自体に違法性があるわけではなく、実際に多くの企業が自社のサービスをPRするために取り入れる手法ではあります。
だからこそ気をつけないと、詐欺広告に引っかかってしまうのかもしれません。
登録するまえに、しっかり相手について情報を収集しましょう。
2.広告主が本当に信用できる人か調べる
詐欺の副業広告では、当然よく知らない人が広告に登場してきます。
そもそも広告は「お金さえ払えば基本的には誰でも流せる」ということをよく覚えておきましょう。
広告の中でどれだけその人や、その副業にトライした人達に実績があるとアピールしていても、それが本当とは限りません。
- 広告元はどこの会社なのか?
- 出ている本人は本当に本物か?
- 本人やその会社に本当に実績があるのか?
などをしっかりと調べましょう。
SNSでは特に、ユーザーのアイコンが本人ではなく全くの別人という可能性もあるので注意が必要です。
女子学生やモデルのような女性の中身が実はおじさん、というのはよくある話なので注意しましょう。
3.稼げる力をつけるには努力が必須
お金を稼ぐためには、それ相応の努力が必要だという考え方を、しっかりと認識しておきましょう。
副業という言葉を聞くと、ついつい「楽して稼ぎたい」という気持ちが先行してしまいます。
特に最近はインフルエンサーやYouTuberなど、楽しく高額なお金を稼ぐ人が増えているため「自分もそうなりたい」と思うことは自然です。
ところが、その考えが「もしかしたら簡単に稼げる副業が本当にあるのかもしれない」という気持ちに繋がってしまいます。
副業は基本的に地道なもので、楽しそうにしているYouTuberも、何年間も毎日動画をコツコツアップロードしているなど、大変な仕事です。
「すぐ誰でも稼げる」という仕事はなく、時間がかかるということは覚えておきましょう。
悪質な広告で副業詐欺にあった場合は弁護士に相談を
広告詐欺に引っかからず副業を始められるのが1番ですが、中には詐欺被害に遭ってしまう人もいるかもしれません。
もし悪質な詐欺被害に遭って高額な費用を請求された、もしくはすでに支払ってしまったという際には、迷わず弁護士に相談してください。
相談するだけであれば無料という弁護士も存在しますし、ネット関係の請求に強い弁護士であれば刑事告訴や返金申請も容易に行なえます。
高額なお金を取られて泣き寝入りするのではなく、しっかりとプロに相談して、その後の対策を考えるようにしてみてください。
副業詐欺の返金を弁護士に相談する方法は「副業詐欺の返金を弁護士に相談する方法」の記事にて詳しく説明していますので、参考にしてみてください。